妊婦さんが覚えておきたい葉酸の話し♪

葉酸には、妊婦さんへの良い効果がたくさんあるので、紹介していきたいと思います。

葉酸には先天性異常を予防する効果があります

妊婦さんや妊娠希望の女性に摂取するように言われることの多い、葉酸

葉酸は、ビタミンB群の一種で、緑黄色野菜などに多く含まれているものです。

その葉酸ですが、妊娠初期には特に必要なんです。

 

胎児の病気の中で、先天性の異常から来るものがあります。

神経管閉鎖障害などを指すのですが、これは胎児の脳や神経に異常が表れる病気。

胎児の神経管(脳や神経のこと)は、妊娠初期に作られます。

その時に葉酸が必要量摂取できていると、この先天性異常になるリスクが下がるんですよ。

つまり、葉酸を摂取できていないと、先天性異常の出てしまう原因となり得るんです。

 

神経管閉鎖障害についてですが、無脳症や二分脊椎といったものが挙げられます。

無脳症とはその名の通り、脳がきちんと作られない病気です。

無脳症になってしまった赤ちゃんは、死産になるか、産まれてもすぐに亡くなってしまうのです。

二分脊椎とは、脊髄が脊椎の外側に出てしまったまま、癒着するなどしてしまう、脊椎骨の病気です。

この病気は下肢の異常や排泄困難などになってしまうんです。

 

このような病気を防ぐためにも、妊娠初期からの葉酸摂取が重要なのです。

神経管が作られるのは、妊娠して3ヶ月くらいまでなので、妊娠初期に葉酸を摂るように言われるのですが、この時期に妊娠に気づくことのできない妊婦さんはとても多くいます。

予定外の妊娠率というものは高くて、日本では約64%が予定外の妊娠にあたるそうです。

ということは、いつの間にか妊娠3ヶ月目までの期間が過ぎてしまう可能性があるんです。

 

葉酸は、妊娠前の1ヶ月から、妊娠3ヶ月目までに特にきちんと摂取するように言われます。

この時期を逃さないためにも、妊娠を希望した時点から葉酸を意識して摂るのがいいですね。

胎児を先天性異常のリスクから守るためにも、葉酸の摂取を心がけてください。